W650の点火不良

バイク

この前走行中に調子悪くなったなと思ったらプラグが死んでいました。

症状

ツーリング中に200km走ったあたりで突然出力が安定しなくなりました。パワーが全然でなくなり、スロットルを開けないとエンストする状態です。ガス欠したときのようなゴポゴポする感じもありました。暑い日だったので最初熱ダレかと思って30分ほど休みましたが改善せず。ただ、出力がでない状態で安定はしていました。ときどきアフターファイヤのようなものも出ます。自走はできるような感じだったのでそのまま家までトロトロ走って帰りました(絶対やめた方がいいと思うけど)。走りながら考えていたのは点火系かキャブがイカれたかなと予想していたので点火系をまず調べてみます。

プラグ

まずプラグを確認します。

かなりカーボンが付着しています。テスターを当てて調べてみます。

2番気筒側が抵抗値を持っています。これは電極間の絶縁がうまくいっていないということですね。手元の高電圧モジュールにつないでみても、火花を飛ばすことができませんでした。プラグが原因ということで決まりのようです。ちなみに交換してから4488km走行しています。

イグニッションコイル

ついでにイグニッションコイルも点検してみます。まずはテスターでコイルの抵抗をみてみます。

基準値は1次コイルが2.6~3.2Ω、2次コイルが13.5~16.5kΩ。2次コイルが基準値外です。ただサービスマニュアルによるとこの方法では、良否の判断をするには十分ではないとあります。コイルテスター(イグニッションチェッカー?)で調べるのがいいそうです。

3Dプリンターとねじで自作しました。市販品を買った方が楽です。ギャップ間を調整できるようになっていて何mm放電できるかを調べます。

放電距離は、1番気筒側は10mm、2番気筒側は11mmでした。基準は8mm以上とのことなので特に問題はなさそうです。

まとめ

不調の原因はプラグということが判明しました。片側が点火していなかったということはパワーが半分以下になっていたんですね。MotoDXの高いプラグでしたがどうやら熱価が合っていなかったようです。それとも空燃比がよくないのか。プラグを交換すると快調に走れるようになりました。今回は標準のCR8Eに交換してしまいましたが、今度はひとつ下げたものにしてみようと思います。

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